
ただ今嫉妬宮発動中!
第2章 嫉妬宮その2~N×J
双子の兄弟が犯した禁忌は。
当然、周りからは絶対バレないように
最新の注意を払って。
オレが潤にそれを教えないといけなかった。
それならば、身体に覚えさせろと……
潤の身体に何度も何度も、オレ自身を
刻み付けるように腰を振る。
そうやって、潤はオレなしでは生きていけない
身体になっていった。
親にも他人にも、決して悟られないようにね?
そう、振る舞えるようにオレが潤に
しっかりと仕込んだ。
オレだけの潤でいてもらわなきゃ
いけないからね?
可愛い潤……
綺麗な潤……
愛してる。
この世の中で、オレにはあなたが一番必要で。
それは、あなたにとってもオレが一番に
必要でしょう?
……そう、思っていた時にさ。
新しく始まった、高校生活で。
まさかの、オレ達の間に割り込んでくる
奴が出てくるなんて、
男子校という環境で、オレはすっかり
油断していたんだ。
