
ただ今嫉妬宮発動中!
第2章 嫉妬宮その2~N×J
J「ふうぁ……っっん!?」
潤の喉元あたりから、漏れた普段聞かない
甘い声が、オレを直接刺激した。
驚きの余りに、潤は目を開けたまま
固まっていた。
しっかり上から固定されてる潤の顔は
ロックされて逃げ場がない。
自分から仕掛けた、この行為がオレの中で
眠っていた「何か」を引き起こさせた。
唇を離して、ハァハァ苦しそうに息を
吐いてる潤に、向かって一言言い放った。
N「潤……誰にもお前は渡さない。
今の事は、オレとお前だけの
二人だけの秘密だ」
オレの目を下から、潤ませながら
見ていた潤はひどく怯えたような
色をしているように見えた。
それは、得体の知れない見たことない
ものを初めて見たような
困惑したような感じにも見えた。
なんにせよ。
潤をオレから離さないように、
これからもっと見張らないといけない
使命感にも似たようなものに、
心が喜んでいる快感を覚えたのも
これがきっかけだったと思う。
N「潤……好きだよ。他の誰かに潤が
いっちゃったら……オレ、死ぬよ?」
優しくて、真面目な潤をオレの思い通りに
動かすには、最高の決め台詞だった。
