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ただ今嫉妬宮発動中!

第3章 嫉妬宮その2~N×J×S★続きの章★



S「いや、えっ……でもあの、さっき、潤の友達と
 付き合うなんてで、出来ないみたいな?こ、事
 言ってたよね?えっ?なに?はっ?」



……噛みすぎじゃん。





N「だから、知りたいんでしょ?オレの事。」








ってかさ。




どうでもいいけど。





……こいつ肌もキレイだな。



オレも昔から他人に「色白で肌キレイだね」
なんて、良く言われてるけど……


こいつの透明感も、こんな近くで見ても
すげぇな。



それに、目だ。


こいつの目……大きくてくっきり二重の
美人過ぎる目が。


本当に男だよな?


って疑うレベルじゃね?
 

……ってオレ、何考えてんだ。


迫りながら見とれてたわ。


それくらい、こいつは出来上がってる。



だけど、向こうは。

 

オレの顔をちゃんと見ては逸らし、
もう一度見ては、逸らし……



慌てふためいて、一人で
わたわたしている。



S「し、知りたい……けど、ちょっと……
  待って、なっ……なに、はっ?どした?」



翔がずらした椅子に、又、引き寄せるオレ。


ガタッガタンッ


響く椅子の音だけがする。


オレら二人しかいない、この離れた旧校舎の
カビ臭い理科室はシーンとしている。




N「付き合うって、こういう事でしょ?」




わざと、顔を近付けて覗き込むように
迫るオレに。





S「あ……えっと和?ちょっ近……近いっ!近い!
 近いってぇ!」

 


翔が、両手をバッテン作って、
オレのいる右側に
来るな、来るなとポーズをしてる。





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