
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
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――――…
―…
「///あっ――――…ん~…」
「あ!おはようございます!お目覚めいかがですか?」
目を覚ますとピノ彦君がニコニコと笑っていた
「――――…あっ、おはよう…あれ?…あれ?」
私は寝ぼけながらに…さっきまでここにいなかった!?と、言う不思議な気持ちが沸き上がる
「フフフ有森様――――…髪…ショートでもお似合いですよ」
「ショート…?」
私はピノ彦君の発言に慌てて頭を触る――――…と、そこには長かった黒髪は存在せず…
短く指通りもあっという間に過ぎてしまい、髪の余韻すらなかった
私は勢いよくベッドから飛び起きると!鏡の前に向かう――――!
「――――…あっ…ベリーショート…?」
「いえ、ショートボブです!」
ショート…ボブ?
鏡に通る自分の姿に目が点になる――――…
そして、足や手のひらのピリリとした痛みに…
さっきまでの出来事がブラッシュバックでよみがえる
脳の記憶が――――…鏡の前の私に襲いかかる!!
