
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
「脱げ――――!脱げ!ガキが!クソガキが――――!」
「///いや――――!」
――――…私は振り下ろされるアンティークのナイフに死を覚悟した!
――――…が、目を閉じ…身を固くして衝撃を待ったが…
痛みの伴う衝撃は感じられない…?
何事かと…うっすら目を開けると…
私の目の前に――――…アレキサンダーの背中が見えた…
「おい――――…ジジイ…私のすみれに…何をしてるんだ――――…」
「――――…ヒッ…お前は…」
「///アレク――――…!」
アレキサンダーは私に降り下ろされるはずのアンティークナイフを素手で受けとめ!オーナを一喝する!
「///有森様!!――――…大丈夫!?その髪――――…なんて事を!」
私が倒れている場所にピノ彦君もかけより体を支えてくれた
「ピノ彦――――…すみれを…屋敷に…急げ」
「ご主人様!?」
「――――…久しぶりの怒りだ…加減が出来そうにない…察しろ――――…」
アレキサンダーは私に背を向けたま…オーナーと睨み合っている…
「か…かしこまりました!急いでお屋敷に戻ります!ご主人様…無茶をなさらぬようにお願いします」
ピノ彦君は、アレキサンダーに頭を下げると私をかつぎ上げ!物凄いスピードでその場を去った――――!
