
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
ジョリ――――…ジョギ…
1度も染めたことの無い…真っ黒真っ直ぐの私の髪が…バラバラと地面に散らばる!
「毎月――――何万も何十万とかけてサロンに行ってるんだろ!この黒髪も――――…だがな!あの子達の手ざわりに比べたら!お前の髪はカスだ!ゴミだ!クソだ!アンティークをバカにするガキども――――…死ね!死ね!死――――ね――――!」
私は必死にもがくが50代とは思えない力の強さになにも出来ず…悔し涙が出る!
髪がバサバサと雑に切られ…散らばる
みすぼらしくなった私に満足したのか…オーナは私を地面に叩きつけた!
「いっ――――!」
雑に放り投げられたことにより…私は手の平と膝を擦りむいた!
しかし、髪を切ったことにより興奮が増したオーナは…私を見下ろし…目をギラつかせた!
「そのドレス――――…脱げ!クソガキにアンティークのレースは勿体無い!
お前らなんか…レースを身に付ける資格も無いんだよ!」
髪をバサバサに切られただけでもショックなのに!?
ドレスも脱げと!?
「///やっ!いや――――!」
サイズは合ってないかもだけど!脱がせられる訳にはいかない!
私は必死に抵抗した――――!
