
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
必死の思いで後ろを振り向くと――――…
さっきまでお邪魔していたアンティークショップのオーナが私の髪を掴み上から睨み付けていた!
「アンティークの良さも分からんガキが!!あの子達の良さも分からんで何を――――…!
汚いだの、古くさいだの!欲しいものがここには無いだの!!好き勝手言いやがって――――!」
さっきまで接客してくれたオーナとはまるで別人のように豹変したオーナに私は何もの出来ずもがいた!
「///オー…ナー…やめて――――…痛い…」
「うるさい――――…金持ちのガキが…この!金持ちのガキが!!」
オーナは私の髪を束にすると――――…
持っていたアンティークナイフを束の根本に密着させ…力を込め始めた――――!
