
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
アンティークショップのオーナは白本さんと同じぐらいの年だろうか…50代後半のかっこいい枯れ方をした男性
店のなかはロリータドレスショップとは違い落ち着いた色合いで何だかホッとした
「このクマさんですね――――…はい、どうぞ」
ショーウィンドウから眺めていたベアを取り出すと私に差し出した
「うゎ…本当にアンティークですか?フワフワ…で…さわり心地がいい」
「ありがとうございます」
色合いといい、さわり心地といい…とても気に入ってしまった!
「他にもこざいますよ?」
オーナーは他のかベアがいる棚を示す
と、そこには年代物のベアやほかのぬいぐるみが鎮座していた
