
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
ショーウィンドウの中のアンティークベア…凄く可愛い――――…
高そうなベアだけど…アレキサンダーのお付係りは何故か色々と手当てが多くて…意外に余裕なんだよね~!
しかも、家賃も水道光熱費も食費も会社負担で…私的には一切出費がない!
退屈――――…ってだけで…お金はどんどん貯まっていく…
だから、アンティークベアのひとつや二つ…買えるかも!
「君――――…見ない顔だね…」
「え…///どうも…」
私は声をかけられ振り返る
「――――…あ…ここの店員さん?」
「ええ、長年ここでアンティークショップをしています…そこのクマが気になってましたか?」
声をかけたのは店のオーナーさんだった、ショーウィンドウの前でウロウロしていたらそりゃぁ声もかけちゃうか…
「あ、はい…このクマさん可愛いですね」
「そんなところではなんですから…中にどうぞ?」
私は言われるまま店の中に入った
