
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第3章 伯爵と通り魔
と――――…その頃…
アレキサンダーとピノ彦たちは、ロリータドレスに夢中になっていた…
「あ、そうそう…西川様?この先の高級住宅街で通り魔が出たんですのよ?
お金持ちのお嬢さんを狙った悪質なものばかり――――…先週なんか、小学3年の私立女子校に通う子が、カッターで制服を切られる騒ぎがありましてよ…」
アレキサンダーは、ドレスを選ぶ手を止め店主を向く――――…
「小学…3年…だと…
1番…愛くるしい時期の子に――――…羨ましい…いや!なんて事を!
通り魔め――――…許せん!」
失言を訂正したが…アレキサンダーの顔は変な妄想に有るとそこにいた皆が思っていた…
「――――…怖いですね、顔などにケガが無くて良かったですが…そう言うやかはらエスカレートしていきますから…被害が大きくなる前に捕まえてもらいたいですね!そうだ、有森様様の方から――――…あれ?有森様は?」
――――…その時、すみれが店に居ない事にやっと気がついたアレキサンダーだった…
