
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第1章 伯爵様は…
「アレキサンダー様、警視庁のお付係りを拒んでたんですよね~…
お付係りが居れば…自由に外出出来るので僕的にはいてくれた方が助かるんですよ~…」
お付――――…係り?
何か…悪い事をしていたから監視がないと外出できないのか!?
罪人!?前科者!?
裏社会の――――…ヤバイ人じゃ――――ん!
「でも、有森様が来てくださり本当に助かりました!
最近のアレキサンダー様ったら!屋敷に籠ったまま…ネット生活ですから、お体が心配だったんです!」
「はあ…」
そのまま…籠ってて欲しいものである
私の中で、“西川 冬輝アレキサンダー” と言う人物は…
裏社会のヤバイ犯罪者…伯爵
警視庁から目をつけられるも、金と貴族の権限で全てをチャラにした――――…
肥満体型汚いおやじ――――…しかも、美男子をかこってチョメチョメしちゃうような――――ゲス野郎だ!!
「ん?有森様――――顔が怖いですよ?」
「ピノ彦君!私が貴方を助けるからね!正義の名の下に!」
「意味が分かりませんが、ありがとうございます!」
