
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第2章 伯爵と迷子の子犬
「///すみれ!!大丈夫かっ?」
衝撃に備えて目を固く瞑っていた私の頭上からアレキサンダーの声が――――…
声が――――…?
「///えっ――――ぇ…アレク…?」
目を開けると私を胸にしっかりと抱いているアレキサンダーが心配そうに顔を覗ぞきのむ
「///はぁ~、よかった…この真っ白な肌に傷がつくかと思ってヒヤヒヤしたよ…ダメじゃないか…すみれ――――…ちゃんとご飯食べないと…」
「////えっ…えええええええ!!~…って、また…クラクラしてきた!」
キャーっと大声をあげたかったが…目眩がまだしていて体に力が入らない!
「薬とか――――…飲んでるの?貧血?ただの空腹ならいいんだけど?」
アレキサンダーは、私を抱き上げ――――…ベッドに向かう…
「///大丈夫――――…昔は…貧血の薬を飲んでいたけど…大人になってからは…飲んでない…」
「そう――――…空腹ってだけならご飯食べたら元気になるんだね?」
アレキサンダーの言葉に私は「うん」とうなずいた
