
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第1章 伯爵様は…
「――――あの、老いぼれ警視庁…後で機能できなくなるまでボコボコにしてやる…」
「そ、そう言うことですから――――…私は西川様から返却ってことですよね?!」
ピノ彦君は、ガッカリと言う顔を私に見せながら「それは残念です」と、ため息をつく
「――――…いや、まて――――…すみれ…指をだせ――――…」
一瞬ピリッとしたアレキサンダーに…体が固まる…
イケメンの「待て!」は人生で一度は言われたい乙女台詞だ!
私は素直に指を出した――――…
すると――――
チクっ!と、一瞬指に痛みが走る!
「なっ――――…!何を!!」
痛みの場所を見ると!アレキサンダーが私の指を噛り――――…少し切れた傷口からプク~っと出てきた血をペロッと舐めたのだ!
