
ロリヴァンプ伯爵の鼻唄🎵
第4章 伯爵とロリキッス!
「お父様やお母様は…撫でてくれなかったのかい?」
ふと、昔の事を思い出す――――…
「私――――…幼少期は施設で育ったんです…
5歳頃でしょうか…もう覚えていませんが…今の両親に引き取られたんです」
アレキサンダーは私を抱き締めながら…頭を撫で続ける
「すみれは…どうして施設に?」
「…どうして施設にいたかは分かりません――――…でも、“売られたんだ”って誰かに言われたのを微かに覚えています――――…でも、そんな施設から私を両親が引き取るわけないですよね?
両親は…警視庁の人間ですから――――…」
