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ROOMMATE

第3章 ルームメイト



「あ、はい…今日から入ります奈緒です。
よろしくお願いします」


立ち上がって挨拶をすると
その人は奈緒に近寄ってきて言った。


「そんなかしこまらなくていいよ(笑)
俺、遥人!よろしくね〜」


なぜか楽しそうに自己紹介する彼は、
服装はシンプルと言うより派手めで
髪はワックスで立たせててツンツンしていた。


「すみません人見知りでっ…
ハルトさん、よろしくです」


凄い話しやすそうな人だ。
身長は私とあんまり変わらない…?


私がホッとしてると、
遥人さんはテーブルについて鞄からパソコンを取り出した。


「あ…俺ちょっとここで仕事するけど、
話しながら出来るからおしゃべりしよー!」


えっ…ここで??


おしゃべりは嬉しいけど、何話せばいいの…


「はい…私に全然お構いなく!パソコンで仕事してるんですね」


MacBookを起動させて遥人さんが答える。


「うん。って言っても副業だけどね〜


奈緒ちゃん、学生っぽいけどいくつ?」


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