
僕ら× 1st.
第22章 遭難 --Shu,Ar
だからって…と納得できないもっちーに、晄志が訴える。
「先生、俺が2人を呼びました。頼れる兄貴たちなんです。すみません、遭難と聞いて気が動転していました。2人を、責めないでください」
「そこで謝る?晄志、かばわなくっていいよ。もっちー。俺、花野ちゃんのこと好きだから心配だったの。だからこいつに連絡してもらった」
サラリと言ったよ…。
もう本人含めて周知の事実だけどさ。
「自習中に抜けて来たけど、この居ても立ってもいられない気持ち、男ならわかるだろ?」
「は?」
「"は?"ってもっちー、好きなコいねぇの?そんなのはどうでもいいけど、花野ちゃんの担任ならもっとしっかりしろ。じゃなきゃ、俺に守らせろ」
って、注文つけてるし。
「ふっ…吉坂君、もっちーには、また説明しておくから、もうやめてやって?花野の熱が変に上がる…」
苦笑の和波さんは、うつむく花野ちゃんの頭を撫でた。
その後、学年主任が迎えに来たらしく、晄志と遭難者2名はロッジに帰っていった。
「先生、俺が2人を呼びました。頼れる兄貴たちなんです。すみません、遭難と聞いて気が動転していました。2人を、責めないでください」
「そこで謝る?晄志、かばわなくっていいよ。もっちー。俺、花野ちゃんのこと好きだから心配だったの。だからこいつに連絡してもらった」
サラリと言ったよ…。
もう本人含めて周知の事実だけどさ。
「自習中に抜けて来たけど、この居ても立ってもいられない気持ち、男ならわかるだろ?」
「は?」
「"は?"ってもっちー、好きなコいねぇの?そんなのはどうでもいいけど、花野ちゃんの担任ならもっとしっかりしろ。じゃなきゃ、俺に守らせろ」
って、注文つけてるし。
「ふっ…吉坂君、もっちーには、また説明しておくから、もうやめてやって?花野の熱が変に上がる…」
苦笑の和波さんは、うつむく花野ちゃんの頭を撫でた。
その後、学年主任が迎えに来たらしく、晄志と遭難者2名はロッジに帰っていった。
