
僕ら× 1st.
第21章 健闘 --Ar,Thk,Kn,Shu
***
それから1週間と数日後のお昼休み、お弁当を食べようと机をみんなとくっつけていたら、マコが血相変えて飛び込んできた。
同じグループの依田君も驚いて注目している。
「どしたの?」
「今からっ!アル先パイが喋るって!」
「ん?演説?」
そろそろ次期生徒会役員立候補者の応援演説だっけな?
「違うわよ!校内放送よ!インタビューに答えるの!」
「そうなんだ。へぇ、先パイが…意外」
自ら表舞台に立つようなことはしない人だと思っていたな。
マコは、欠席のコの机を私の横に持ってきてお弁当を置き、座る。
「ここで聞くの?」
「そうよ!面白そうじゃない!」
鼻息荒く待ち構えている。
以前は"アル先パイっドキドキ"って感じだったのに、今は"来るなら来い"って態度…何だか頼もしくなったなぁ。
「どこで聞いても同じな気がするけど」
「ほらっ、シッ!そこも静かに!」
放送の音楽が鳴り、マコは私のクラスみんなに静かにするよう促した…。
それから1週間と数日後のお昼休み、お弁当を食べようと机をみんなとくっつけていたら、マコが血相変えて飛び込んできた。
同じグループの依田君も驚いて注目している。
「どしたの?」
「今からっ!アル先パイが喋るって!」
「ん?演説?」
そろそろ次期生徒会役員立候補者の応援演説だっけな?
「違うわよ!校内放送よ!インタビューに答えるの!」
「そうなんだ。へぇ、先パイが…意外」
自ら表舞台に立つようなことはしない人だと思っていたな。
マコは、欠席のコの机を私の横に持ってきてお弁当を置き、座る。
「ここで聞くの?」
「そうよ!面白そうじゃない!」
鼻息荒く待ち構えている。
以前は"アル先パイっドキドキ"って感じだったのに、今は"来るなら来い"って態度…何だか頼もしくなったなぁ。
「どこで聞いても同じな気がするけど」
「ほらっ、シッ!そこも静かに!」
放送の音楽が鳴り、マコは私のクラスみんなに静かにするよう促した…。
