
僕ら× 1st.
第21章 健闘 --Ar,Thk,Kn,Shu
『生徒諸君、おはこんばんちは!』
いつも通りの台詞が流れてきた。
私は音をたてないようお弁当を開く…。
と、マコに睨まれる…、後で食べよう……。
頬杖をついてスピーカーに耳を傾ける。
『今日のお昼時はファン待望!吉坂アル君へのショートインタビューです。
聞きたいことが山ほどありますので、早速始めたいと思います。
(こんにちは)
→こんにちは。
(今まで散々依頼を拒否されてたのに、どういう風の吹き回しですか?)
→俺を知ってもらおうと思って。
(それはどなたに?)
→みーんな。
(へぇ、まぁ吉坂さんは校内で知らない人はいないほどの有名人ですが。
万が一ご存知ない方にお伝えするならば…理系賢くて、特技を格闘技とする高校3年生です。
売れっ子俳優のH.Tを更に極めたお顔立ちです)
→それいらない。
(あ、失礼しました。
私ばっかり喋っちゃいけませんね)
(じゃ、基本的なとこから、好きな色は?)
→今日は白。
(好きな食べ物は?)
→玉ねぎ。
(好きな音楽は?)
→映画の曲。
(それは、どんな?)
→昨日はスタンドバイミーとか。
(ああ、スタンドバイミー…よくわからないけどビターですね)
→知らねぇ?
(男子は好きそうですね)
→ふうん?
(他にどういった映画を?)
→最近ではライフ・イズ・ビューティフル。
(どんな内容なんですか?)→ホロコースト…ナチス独裁下の家族。
(やっぱビター)
(では、趣味は?)
→プログラミング。
(あ、何となくわかりますっ。では、休日は特に何を?)
→柊と格闘。
(あ、柊というのは吉坂さんの無二の親友の本條柊さんです)
→そんないいもんじゃねぇ…。
(一部で鬼畜ゲイと噂されてますが?)
→聞くのそれ?
確かに俺は冷たかったかも…悪かったな。
ゲイは、何故か知らん。
(そりゃ、女のコに極めて厳しい態度の副産物では?)
→そっか、俺のせいか。
(そんな吉坂さんが以前より丸くなったのは、ある女のコの出現だとか)
→かもな。
いつも通りの台詞が流れてきた。
私は音をたてないようお弁当を開く…。
と、マコに睨まれる…、後で食べよう……。
頬杖をついてスピーカーに耳を傾ける。
『今日のお昼時はファン待望!吉坂アル君へのショートインタビューです。
聞きたいことが山ほどありますので、早速始めたいと思います。
(こんにちは)
→こんにちは。
(今まで散々依頼を拒否されてたのに、どういう風の吹き回しですか?)
→俺を知ってもらおうと思って。
(それはどなたに?)
→みーんな。
(へぇ、まぁ吉坂さんは校内で知らない人はいないほどの有名人ですが。
万が一ご存知ない方にお伝えするならば…理系賢くて、特技を格闘技とする高校3年生です。
売れっ子俳優のH.Tを更に極めたお顔立ちです)
→それいらない。
(あ、失礼しました。
私ばっかり喋っちゃいけませんね)
(じゃ、基本的なとこから、好きな色は?)
→今日は白。
(好きな食べ物は?)
→玉ねぎ。
(好きな音楽は?)
→映画の曲。
(それは、どんな?)
→昨日はスタンドバイミーとか。
(ああ、スタンドバイミー…よくわからないけどビターですね)
→知らねぇ?
(男子は好きそうですね)
→ふうん?
(他にどういった映画を?)
→最近ではライフ・イズ・ビューティフル。
(どんな内容なんですか?)→ホロコースト…ナチス独裁下の家族。
(やっぱビター)
(では、趣味は?)
→プログラミング。
(あ、何となくわかりますっ。では、休日は特に何を?)
→柊と格闘。
(あ、柊というのは吉坂さんの無二の親友の本條柊さんです)
→そんないいもんじゃねぇ…。
(一部で鬼畜ゲイと噂されてますが?)
→聞くのそれ?
確かに俺は冷たかったかも…悪かったな。
ゲイは、何故か知らん。
(そりゃ、女のコに極めて厳しい態度の副産物では?)
→そっか、俺のせいか。
(そんな吉坂さんが以前より丸くなったのは、ある女のコの出現だとか)
→かもな。
