
僕ら× 1st.
第14章 P波 --Khs,Ior
「そんなのアレに決まってるじゃない。ヨーダなんだから!」
かの映画の曲を歌いだす安易な竹崎にストップをかける。
「俺は宮石に尋ねてるの」
伊織は感情をチラ見せさせる俺を一目。
その後、無表情で左右の首の筋をグッと伸ばす。
「依田君かぁ…。では、私の独断と偏見で」
ピアノ椅子にかけた宮石は頬に手を当てて少し考えたあと、ポロンポロンと始める。
それは俺の知らない曲。
でも、キレイなメロディ。
……惹き込まれる。
途中から宮石がそっと歌う。
"いつか見つける。虹が結びつけてくれるの。恋人たち、夢見る人々、そして自分を"
「何?何?それ、知らない!」
竹崎が俺の代わりに宮石に問う。
「"The Rainbow Connection"っていう曲だよ」
"レインボーコネクション…"
俺の心は、初めて耳にしたそのタイトルを呟く。
"虹が架かる時いつか、想いが叶う"…という意味かな?
かの映画の曲を歌いだす安易な竹崎にストップをかける。
「俺は宮石に尋ねてるの」
伊織は感情をチラ見せさせる俺を一目。
その後、無表情で左右の首の筋をグッと伸ばす。
「依田君かぁ…。では、私の独断と偏見で」
ピアノ椅子にかけた宮石は頬に手を当てて少し考えたあと、ポロンポロンと始める。
それは俺の知らない曲。
でも、キレイなメロディ。
……惹き込まれる。
途中から宮石がそっと歌う。
"いつか見つける。虹が結びつけてくれるの。恋人たち、夢見る人々、そして自分を"
「何?何?それ、知らない!」
竹崎が俺の代わりに宮石に問う。
「"The Rainbow Connection"っていう曲だよ」
"レインボーコネクション…"
俺の心は、初めて耳にしたそのタイトルを呟く。
"虹が架かる時いつか、想いが叶う"…という意味かな?
