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三角関係ときどき四角

第8章 乱れた三角関係

時期が来れば僕を受け入れるだろうと
千夏は諭してくれた。


「千夏が僕を相手にしてくれなくて」

「ぅぐぐ……」


しかし、それが明日なのか一年後なのか
はたまたどちらかが死ぬまでのことなのか。


「知ってるよね?僕が千夏にしたこと。
まだ許してもらえないんだ」

「ぅぐッ……」


何の保証も無く待ち続けることが
僕には耐え難かった。


「身の回りの世話をしてくれるということは
こういうことも含めてだよね?」


貪欲な僕にとっては。

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