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三角関係ときどき四角

第8章 乱れた三角関係

出来立てのラーメンを持って
キッチンを後にする陵介くんを見送り
風呂場へと向かった。


『フフン♪』


珠理ちゃんはどうやら
我が家の風呂をお気に召されたようだ。


細心の注意を払い
浴室の扉を数センチ開け
中をこっそり覗いてみる。


珠理は秘め事をせずに
普通に身体を洗っていた。


落胆した僕が扉を閉めようとした
その時だった。


珠理ちゃんと目が合ってしまった。

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