
嘘つきな唇
第7章 *新境地*
……そして俺とお父さんは……
ロビーの自販機で飲み物を買って、
雪奈が決まるのを待つ事にした。
……困ったな……何話そww
とりあえずさっきの謝っとこ!
「……あ、あのお父さん……
さっきはすみませんでした。雪奈が、
余りに綺麗でつい俺思わずお父さんの前で、
抱き締めてしまって。焦、、」
「……ハハ……君は……
ほんとに雪奈の事を愛してくれてるんだね……
君みたいな人となら雪奈はきっと、
幸せに慣れるよ……」
「お父さん有り難うございます!
勿論、俺雪奈を世界一愛して居ます……
俺、必ず、雪奈を幸せにします!」
「……雪奈の事を……よろしく頼みます!」
……そう言うとお父さんは……
俺に右手を差し出された。
……大きくて暖かい手だなあ……
……きっと雪奈はご両親に……
愛情いっぱいに育てられたんだな……
……これからは俺が雪奈を……
守っていかなきゃな……
……その時さっきの店員が……
呼びに来た。
