
嘘つきな唇
第7章 *新境地*
「……雪奈……とっても綺麗よ……」
「……お母さん有り難う……」
「雪奈、他のも何点か着てみて?」
「……ええ♪……
お母さんも一緒に選んで?
ルウ、後ちょっと待っててね?」
「……雪奈……
そんな綺麗な雪奈が見れるなら、
何時間でも待つよ♪」
「雪奈、何点でも試着して、
お母さんと気に入ったの選びなさい♪
一生に一度の事なんだから……」
「有り難うお父さん、ルウも……」
……俺はお父さんの言った言葉に……
物凄く責任を感じた……
……重みのある言葉だなあ……
……でも俺はこんな綺麗な……
娘さんを花嫁に貰うんだ……
……俺が雪奈を幸せにしなきゃな……
……その時お父さんが俺に……
「……ルウくん……
我々はこっちでお茶でも飲んでるかね♪」
「……あ、はい。そうですねww……」
……わあまた……
お父さんと二人っきりかww
……緊張するなww……
……何話そww……
