
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第3章 完璧な仕事と憂鬱なプライベート
アパートが見え、心なしか足取りが早くなる
帰ったらお風呂に入って、ビールでも飲もう!なんて、考えていた
――――――――…が…
「――――は?」
私の足取りは自分の部屋の前でピタリと止まった――――…
「///…ライカァ…」
なんと、曽根が私の部屋の前で体育座りしている?!
「…え?社長…なんでここに――――…」
私は、曽根を1度部屋に連れ込んでいた事を思いだし――――…果てしなく後悔した…
「…お…遅いよ…///ライカァ~…」
「は?何を――――言って…」
すると――――曽根は苦しそうに私を見つめる
「…まさか?」
「ライカァ…ライカ…///もう…痛くて――――…痛くて…怖くなってきたんです…どうにかなっちゃいそうです!!」
