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完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第12章 【最終章】完璧な駄犬と憂鬱な秘書


確かに…曽根は完食するどころかおかわりまでしたぐらいだ!



「あ~…それはありがとうありがとうございます」



「それに――――…財前の料理は…愛が感じられません!」



そうだろうか?財前のご飯はいつも美味しい……と、思っていたのだが…



「――――何気に…私の嫌いなものが多い気がします!」



最近は曽根が仕事で忙しかったから晩御飯は別々だったが――――…



「この間…三日連続で“キノコ”料理が続いていました!私はキノコが苦手なんです!」



そう言えば…そんなことを言っていたような…


「なんか、実周さんと喧嘩したとかで…私にストレスをぶつけるの止めて欲しいです!」




「は?――――…なんで…実周室長が出てくるんですか?」




食器を片付けながら私は財前さんと室長の関係を疑問に思いながら曽根を見た――――…



「ん?あの二人付き合ってますよ?今日慌てて会いに行ったのは仲直りするためですかね?
本当に喧嘩は止めて欲しいです、ストレスのはけ口がこっちに来てしまいますから!」







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