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完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第12章 【最終章】完璧な駄犬と憂鬱な秘書


「今が踏ん張り時ってのは分かっていますから、何の問題も無いです!

仕事先では――――…相変わらずですし」



財前さんは“相変わらず”の言葉に今度は口に手を添えて笑った


「純弥様の変態っプリは…ライカ様がいれば24時いつでも何処でも発動しますからね…お察しします」



絶対…お察ししてない顔である



「それに、式の準備は私一人でも出来ますから」



すると財前さんは少し真面目な顔になり…「それはよろしくないですね」と、呟いた



「――――…そりゃぁ…一緒が理想ですが…我が儘言えませんよ」




「我が儘――――…結構じゃないですか…可愛いげがあって」



財前さんが優しく微笑むと…調度エレベーターが到着し扉が開いた



「私だって――――…パートナーには我が儘言いますよ?」




エレベーターに乗り込み、扉が閉じる一瞬の財前さんの発言に!


私は「え!!」と、驚く!――――…が、ピシャリと扉は閉まり驚きを詰め込んだ箱は上を目指し始めた!








「え~…財前さんって…恋人…いたんだ…あの人の嫌味に耐えられる女性って…誰?」




私は、財前さんの相手が気になりつつもエスカレーターと共に上を目指した!



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