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完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第12章 【最終章】完璧な駄犬と憂鬱な秘書


「…最悪です…あの部長は気持ちが悪かったです」



曽根は私が“うぇっ”と、する顔を見てクスクスと笑いだした



「私も彼と同類のド変態ですけど…“うぇっ”とは、なりませんか?」



言われてみれば…曽根は初めから大丈夫だった…



「///あ…貴方は…大丈夫です…逆にもっと…情けない顔を見てみたい――――って、なります」



曽根は私の流し目にゾクゾクしたのか…足をモジモジと組み替え始めた


「///ライカの…その…ドSキャラは私だけの…ご褒美です」



いや――――…私…ドSキャラなんかじゃないから…




曽根は呆れて見下している私の視線に勝手にガクガクとイスを揺らし始めた――――…




「///ライカァ…もっと…睨んで――――…ください…」





だから――――…引くって…




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