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完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第12章 【最終章】完璧な駄犬と憂鬱な秘書


「ありがとうございました、我々営業部にあのように助言くださり…

我々も…このままではいけない…と、思いながら――――…“現状維持”と言う甘えた考えが先行していました


神谷さんから…キツく言われ…やっと目が覚めました!」



「――――そうですか…で?結果は?」



部長を冷めた目で見ながら私は席に座った――――…


が、何か…営業部長の私を見る目が…


曽根に似ていて――――…怖いんですけど!!



変な視線を感じなが、その後の会議を私は聞いた…



「なるほど…だいぶ成長されましたね、でも、ここからが勝負です――――…△△社の新システムをわが社のライバル会社が契約しました…
画期的なシステムです…わが社から乗り換える企業も増えると思います――――…」



私の言葉にその場にいた皆が息を飲んだ…

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