
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第10章 完璧なライバルと憂鬱なご主人様
ロビーに向かうと…
金髪女性がすぐに目に付いた
サラサラな長い髪が光の具合でキラキラして見えた
ロビーを通る男性社員の視線が彼女に注がれていた
「HEY!you!」
うわ!見つかった!?…――――…って、英語だ…
金髪の女性はやはり曽根と一緒にホテルにいた人だった…
多分…サニー…って女性…
私は肩にグッと力が入った!!
英語が苦手とか言ってられない――――…
しかし…何故にこの人はここへ?
私は疑問だらけの彼女の元に行くと…気合いを入れるように奥歯を噛み締めた!
