
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
曽根は、私の首をペロリと舐めると…少し甘えた声を出す…
「///ライカァ~…この状況で…“社長”って、呼ばれるのは…むず痒いよぉ~」
唐突に来た甘えに――――…うぇ…と、なったが…言われてみれば…むず痒い…
「そうですね――――…では、何てお呼びしましょうか?」
「///ライカが…決めてください!」
///わ…私が決めるの?!え~…
「ちなみに…前のご主人様には何て呼ばれていたの?」
「ジュン――――です!アメリカでの時ですが…」
「///い、いたんだ…私の前に――――…って、いますよね…そりゃぁ…
“ジュン”ですか…そっかぁ…」
やはり…とは、思っていたけど…実際に曽根の口こら前のご主人様の事を聞くと…
胸がチクリと痛む――――…
