
完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
しかし――――…
この格好で食事を――――…と、言うのはなんとも無様と言うか…
「――――…あっ…犬と思えばいいのよね?」
と、私は閃き!曽根をソファの場所まで連れていき
「待て――――…出来るわよね?」
と、言い曽根の目を見る
すると曽根は嬉しそうに何度も頷いた
私はソファの前にあるいは脚の低いテーブルに食事を用意すると
曽根の足元にランチョンマットを広げた
「本当に…用意周到ですよね…あの人」
そして、曽根の足元のランチョンマットの上に犬の餌用の皿を置いた
「///ラ…ライカ――――…?」
「さぁ、食事よ…貴方は犬なんだから…私の隣で床に座って食事をするのよ?何か不満でも?」
「///ふ、不満なんて!滅相もない!あ…憧れていたんです――――…ご主人様の命令で…床に這いつくばって食事をすることに……もう、幸せです!」
――――…どんな憧れだよ!と、突っ込みを入れたくなるが…流石に夜もいい時間帯…お腹が空いている
私はソファに座り一息をつく…
まずは水を飲む――――…と、曽根が羨ましそうに水を飲む私を見ている
「飲みたい?」
「///はい――――…飲みたいです」
