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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第5章 ~ソングボーイズ登場~

「郁、じゃあな~」

「郁、またイベントで会えたら良いな」

「郁君、ばいば~い」

「翔君、剣君、筑紫君ばいば~い」

僕は、ステージを下りてイベント会場から出た。

◇車の中◇

-有里(夕陽)視点-

「今日のイベント、楽しかったな~♪」

「有里の愛しの郁にも会えたし」

「純粋で良い人そうだし、有里君が夢中になるのもわかる気がするよ」

ホント、郁君も来てくれて関西のファン達とも触れ合えたし、最高のイベントになった。

「今日は、ぐっすり寝れそうだ」

剣君は、そう言って腕を組みながら目を閉じる。

しかし、何か思いついたのかすぐに目を開けた。

「そうだ、有里」

「ん?」

◇小野家2階・郁の部屋◇

-郁視点-

「有里君からもらった、奏太のクリアファイル♪」

家に帰ってからも、僕はベッドに寝転びながら奏太のクリアファイルを見ながら、今日のイベントの事を思い返している。

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