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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第5章 ~ソングボーイズ登場~

僕も手を差し出し、有里君と握手する。

「へぇー、この人が噂の有里の幼馴染君か」

「郁君だっけ?
きみの事は、有里から毎日聞いてるよ」

「僕達も、郁君がどんな人か気になってたんだよ~」

僕と有里君のやりとりを見ていた、翔君と剣君と筑紫君が僕に話しかける。

「えっ、夕…有里君って僕の事を毎日話してたんですか?」

「そうそう(笑)」

「もう、耳にたこが出来るぐらいにね(笑)」

「え~、そんなに郁君の話しをしてたかな~」

夕陽君、毎日3人にどんな事を話してたんだろう?

ちょっと、気になるかも。

「あと、俺達と同い年だしタメ口で良いぞ」

「うん、わかった」

剣君に言われ、3人に対してもタメ口で話す事にした。

「それじゃあ、そろそろ郁君に渡すね」

後ろにある箱から、奏太君のクリアファイルを取り出して僕に笑顔で差し出す有里君。

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