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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第5章 ~ソングボーイズ登場~

そして、いよいよ僕が座ってる3番目の横一列の番だ。

「ふぅ…。」

ヤバい、凄く緊張する…。

とりあえず、落ち着こう…。

クールになるんだ。

「あと、2人…。」

前の2人が終わったら、次は僕の番だ…。

「次の方」

プリン頭のスタッフが、僕の前に並んでる人を見る。

僕の前に並んでる人は、ステージに上がって剣君の前まで行く。

「あっ…。」

一瞬だけ、プリン頭のスタッフの名札が見えた。

その名札には、梶研磨(かじけんま)と書かれていた。

「あの人が、数多君の従兄さんか」

「次の方」

僕は、ステージに上がって有里君の前まで行く。

「郁君、待ってたよ~♪」

有里君は、嬉しそうにしながら僕の両手を持って握ってきた。

「有里君の歌ってる姿、格好良かったよ♪」

「郁君、ありがとうね♪」

有里君は、僕の両手から手を離して手を差し出す。

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