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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第3章 ~幼馴染との再会~

『あと、そろそろ元の声で喋ったらどうだ?』

「了解です」

俺は、自身の変声能力で元の声に戻す。

「これで良いですか?」

『あぁ
そっちの声の方が聞き慣れてるからな』

文字だけの小説の世界じゃわかり辛いけど、プロローグの初登場から今さっきまでの俺の声は、変声能力で出してた違う声。

で、今の声が本来の俺の声。

『これからは、俺や他の仲間達と話す時は本来の声で構わんだろう』

「わかりました」

俺の一族は、全員が変声能力を持ってる一族で、俺も小さい時から変声能力が使えるようになった。

この事を知ってるのは、一族の人間と本のごく一部の人間だけだ。

変声の能力については、本当に信頼出来る人にしか話していない。

誰ふり構わず話すと、受け入れてくれる人もいるだろうが、気味悪がる人、悪事や自分の利益に利用しようとする人などが出てくるかもしれない。

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