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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第2章 ~3人それぞれとの放課後~

このあと、僕と南君はそれぞれ本を買って店を出る。

◇桃谷商店街◇

「次、どうする?」

「うーん、ゲーセンは4人で行った方が盛り上がるし……ん?」

本屋を出て、次どうするかを2人で考えていると、南君がズボンポケットからスマホを取り出す。

「ゴメン、ちょっと電話で喋って良い?」

「良いよ
それなら、その間だけコンビニで飲み物買っとくよ」

「うん、ゴメンね」

僕は、飲み物を買うために近くのコンビニの中に入った。

-南視点-

僕は、郁君がコンビニの中へ入って行くのを確かめて、スマホの通話ボタンを押す。

「もしもし?」

『お前、今はどうしてる?』

「今は、小野郁と2人です
彼は近くのコンビニで、飲み物を買ってます」

『そうか
特に変わった事は?』

変わった事か、今のところ特にないかな。

「小野郁と接触してから現在まで、特に変わった事も異常もなしなので大丈夫です」

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