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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第15章 ~僕達のその後~

~6年後~

◇505号室・作業部屋◇

「先生、原稿を受け取りに来ました」

「はい、郁君」

僕は、先生から原稿が入った封筒を受け取る。

「確かに、受け取りました」

夕陽君と結ばれた日から、6年の年月が経った。

僕は、とある出版社の編集部で編集者として、日々の仕事を頑張っている。

「今回の読み切り作品
郁君好みの年下ワンコ×年上腐男子モノだよ」

「本当ですか!?
めちゃ楽しみです♪」

この人は、小泉小太郎(こいずみこたろう)さん。

僕が担当してる、犬飼(いぬかい)リトルってペンネームで活動してるBL作家。

「犬飼先生の作品は、連載当初から大好きです♪」

彼とは、僕が入社して以来の付き合いで、初めて担当する事になった。

「ははは、そう言ってもらえると嬉しいよ♪」

話しやすくて優しい人で、同じ腐男子でゲイって事で意気投合して仲良しに。

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