テキストサイズ

腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第14章 ~成就する長年の恋~

僕の答えに驚く夕陽君。

「……理由を教えてほしいな…。」

「僕、夕陽君の事が大好きだよ
一緒に居て楽しいし、有里君としても大好きだしお父さんが起こした事件の事を知っても、僕達の事を受け入れてくれたし…。」

夕陽君が、僕とお母さんの事を受け入れてくれた時は、本当に嬉しかった。

「僕も、夕陽君の事が恋愛の意味で好きだし、付き合って
恋人同士になりたいと思ってるよ」

「だったら、どうして…?」

「理由がどうであれ、僕は犯罪者の息子なんだよ…。」

「でも、おじさんは郁君を…!」

そう、お父さんは僕を守る為に犯罪を起こした。

「僕は一般人で、きみは声優でアイドルなんだよ」

「郁君…。」

僕は、言葉を続ける。

「他のソングボーイズのメンバー達、真根さんは水無月家の過去の事は知らない…。
仮に、受け入れてくれた上で付き合えたら嬉しいよ」

でも、それは難しいだろう…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ