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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第14章 ~成就する長年の恋~

◇JR天王寺駅・改札付近◇

「郁君!」

「夕陽君、呼び出してゴメンね」

翌日の昼、JR天王寺駅の改札を抜けると、夕陽君が出迎えてくれた。

「ううん、気にしないで
それより、昨日のメールの内容の事なんだけど本当?」

「本当だよ」

昨日の夜、告白の返事をするのに先ずは、夕陽君にメールした。

「本当に答え決まったの?」

「うん、決まったよ」

僕は、夕陽君に連れられてソングボーイズが宿泊してる、天王寺ホテルへ向かった。

◇天王寺ホテル4階・414号室◇

中に入り、僕と夕陽君は隣同士にベッドに腰を下ろす。

「郁君、早速で悪いんだけど答えを聞かせてほしい」

「うん」

一旦、深呼吸をしてから夕陽君の顔を見る。

「僕ね、昨日まで真剣に悩んで考えてたんだ」

「うん」

僕は、意を決して告白の返事をする事にした。

「夕陽君ゴメン!
きみとは、恋人同士にはなれない!」

「!?」

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