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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第14章 ~成就する長年の恋~

「それでは、お入り下さい」

スタッフに通され、僕達4人は一室の中へ入った。

◇P(プレミアム)ライブ会場1階・Pチケット限定室◇

「郁く~ん♪」

入るなり早々、笑顔で抱き締めてくる有里君。

「有里君、久しぶりだね」

僕も抱き締め返す。

有里(夕陽)君、相変わらずの大型犬っぷり。

「隼君も久しぶりだね」

「はい、お久しぶりです」

僕と隼が、夕陽君と会ったのは葬式以来だ。

「2人共、本当に元気そうで安心したよ!」

「有里君、心配かけて本当にゴメンね」

「有里さん、僕達はもう大丈夫ですよ」

「そっか♪」

僕達の言葉を聞き、有里君は安堵の表情を浮かべる。

「ちょっと、僕達の事を忘れないでよ~!」

少し離れたとこで、ヤンスさんと話してた筑紫君達が僕達のそばに来た。

「3人共、久しぶりだね」

「郁君もね」

「久しぶりだな、郁」

「郁、元気そうでなによりだ」

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