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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第13章 ~殉職という名の幕下ろし~

◇文月家1階・玄関◇

「ただいま」

「兄さん、おかえり!」

「郁!」

玄関に入ると、居間から隼と数多君が慌ててやって来た。

「良かった、兄さんが帰って来た…!」

「郁、無事で良かった…!」

2人は、涙目になりながら僕を抱き締めてくる。

「心配かけてゴメンね」

その後、居間で隼と数多君に全て解決した事を報告した。

報告後、隼には改めて数多君に初めて水無月家の過去から、解決するまでの事を湖南さんの事を省いて順番に話した。

夕陽君と夕陽君の家族も、水無月家の過去を知ってる事も。

晴希さんと始さんに関しても、湖南さんとの本当の関係を伏せて説明した。

「とにかく、本当に良かったぞ
ずっと、不安だった」

「家に送ってもらってから、兄さんが帰って来るまで数多さんと話してたんだ
警察官達が居ても、やっぱり兄さんが帰って来るまでは完全には安心できなかったんだよ…。」

「2人共、本当にゴメンね…。」

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