
腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優
第13章 ~殉職という名の幕下ろし~
「あと、これは南君に対して」
「……?」
「角川学園に入学して、南君に出会えて友達になれて良かったよ…。」
「郁君…。」
あとは、これで本当に最後…。
「最後に、これは湖南さんに対して…。」
「……。」
「僕を守ってくれて、本当にありがとうございます…。
救ってもらったこの命を無駄にせずに、南君の分も湖南さんの分もしっかりと生きていきます…!
だから、安心して下さい…。」
「郁君、ありがとう……俺の分も…しっかり、生き…て、ね…。」
湖南さんは、目を閉じてそのまま息を引き取った。
「う、うぅぅ…こ…湖南さん…っ!」
僕と、睦月さん達は救急車が着くまでずっと泣いていた。
救急車が到着したあと、睦月さんと晴希さんと始さんとヤンスさんは、付き添いで救急車に乗る。
僕は、他の警官の人達に家の近くまでパトカーで送ってもらい、途中からは徒歩で家の前まで送ってもらった。
「……?」
「角川学園に入学して、南君に出会えて友達になれて良かったよ…。」
「郁君…。」
あとは、これで本当に最後…。
「最後に、これは湖南さんに対して…。」
「……。」
「僕を守ってくれて、本当にありがとうございます…。
救ってもらったこの命を無駄にせずに、南君の分も湖南さんの分もしっかりと生きていきます…!
だから、安心して下さい…。」
「郁君、ありがとう……俺の分も…しっかり、生き…て、ね…。」
湖南さんは、目を閉じてそのまま息を引き取った。
「う、うぅぅ…こ…湖南さん…っ!」
僕と、睦月さん達は救急車が着くまでずっと泣いていた。
救急車が到着したあと、睦月さんと晴希さんと始さんとヤンスさんは、付き添いで救急車に乗る。
僕は、他の警官の人達に家の近くまでパトカーで送ってもらい、途中からは徒歩で家の前まで送ってもらった。
