テキストサイズ

腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第13章 ~殉職という名の幕下ろし~

「湖南さん…。
これからも、俺を…俺達部下組に……もっと、もっといろいろ指導して下さいでヤンス!
俺達、ずっと湖南さんと仕事して行きたいでヤンスよ!」


「ヤンス、何言ってんだよ…。
もう、俺がいなくても……お前達は充分やっていける…。
それぐらい、立派になってくれてるやねぇか…ゲホッ…ゲホ…ッ!」

吐血をした上に、意識が朦朧としてきた。

もうすぐだな…。

「湖南さん!」

「高山!」

「「「「「高山(湖南)さん!!」」」」」

郁君と睦月さん、晴希や始にヤンス達部下組は必死で俺を呼ぶ。

「ゲホッ…ゴホッ…そろそろ、限界が近付いてきたかな…。」

「嫌だよ、湖南さん…っ!」

「高山、馬鹿な事を言うんじゃねえよ!」

「そうでヤンス!
もうすぐ、救急車が来るでヤンスよ!」

ヤンス、せっかく救急車を呼んでくれたのに悪いな…。

多分、いや……絶対に間に合わない…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ