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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第13章 ~殉職という名の幕下ろし~

-郁視点-

「湖南さん!?」

「湖南さん!!」

突然鳴り響いた銃声と共に、僕の前へ出た湖南さんの胸から血が噴き出し、口から血を流して僕にもたれる形に倒れる。

僕は、バランスを崩してその場に尻餅をつく。

「チクショォオオオオオ!!
邪魔しやがってえええええ!!」

「大人しくしろ!!」

「2人共、無駄な抵抗はやめろ!!」

他の警官達により、鮎喰親子は取り押さえられて逮捕された。

「湖南さん、湖南さん!!」

「湖南さん、しっかりして下さい!!」

倒れてる湖南さんに、必死に呼びかける僕と晴希さん。

さらに、すぐに駆けつけた始さん。

さらに、続けて別々の車で来たヤンスさんと睦月さんが、僕達のそばに来る。

「湖南さん!」

「湖南さん、しっかりするでヤンス!」

「おい、高山!
こんなところで死ぬなんて、許さねえぞ!!」

何人かの、他の警官達も僕達の周りに集まった。

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