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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第13章 ~殉職という名の幕下ろし~

俺は、光学照準器(スコープ)付きのライフルを持ちながら立ち上がり、光学照準器を外してライフルと一緒にケースにしまう。

「急いで、郁君達の元へ急がないと…!」

鮎喰脅威の部下達の車をパンクさせ、逮捕する事が出来た。

あとは、鮎喰親子だけ。

「何とか持ち堪えてくれよ…。」

俺は急いで、ビルの屋上から出て階段から降りた。

◇道中◇

-郁視点-

「郁君!」

「晴希さん!」

僕達の後方から、自転車に乗りながら複数のパトカーを引き連れた晴希さんが現れた。

「晴希さんがどうして?」

パトカーを引き連れて、スーツ姿の晴希さんを見て疑問を口にする数多君。

「晴希さんは、警察官なんだよ
あと、始さんも」

「そうなんだ」

「良かった
郁君、無事なんだね」

「はい」

僕が無事な事に、晴希さんは安心した表情を見せる。

「くそッ、警察どもめ!」

「親父、どうすんだよ!?」

周辺は、複数のパトカーで囲まれてる状態だ。

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