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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第12章 ~明かされる正体と亀裂が入る友情~

「邪魔するな!!」

目突きを避ける俊樹。

「ここまで言って、まだわからないのかよ!!
見損なったぞ!!」

俺は、ジークンドーの構えを取る。

「俊樹
郁のとこへは行かせないぞ」

「お前に、そこまでされる筋合いはないぞ!」

俊樹は、怒りながら空手の構えを取った。

「今のお前に、俺には勝てないよ」

「そんなの、やって見ねえとわかんねえだろ」

俺と俊樹は、同時に動く。

◇道中◇

-郁視点-

「はぁ…。」

あの場から駆け出して少し時間が経った頃、僕はスピードを落としてゆっくり歩いている。

◇日本橋・路地◇

-数多視点-

「くそッ…!」

地面に倒れる俊樹。

「だから、言っただろ?
今のお前に、俺には勝てないって」

結構手こずったけど、何とか無傷で俊樹を倒す事が出来た。

「それに、俺は道場で毎日トレーニングをしてるし、週に何回か従兄弟に修行をつけてもらっている」

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