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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第12章 ~明かされる正体と亀裂が入る友情~

「事が落ち着いて解決するまでは、郁君と隼君の事は我々が絶対に守って見せるから安心してほしい」

睦月さんの言葉に、湖南さん達が頷く。

「ありがとうございます」

「郁君」

「湖南さん」

湖南さんは、僕に真剣な眼差しを向けてすぐに笑顔になる。

「大丈夫!
郁君の事は、命を懸けてでも絶対に守るから不安にならないでね♪」

「はい」

その後、僕は睦月さんとヤンスさんとアドレス交換をして、湖南さんに家まで送ってもらった。

睦月さん、ヤンスさん、晴希さん、始さんはパトカーで僕と湖南さんの少し離れたところから、追跡してもらっていた。

◇文月家2階・郁の部屋◇

「はぁ……今日は、いろいろあったなぁ…。」

俊樹君達の気分転換の誘い、利行君と健次郎君との再会、被害者遺族の部下達の来襲、南君の変声体質と正体が警官、ヤンス青年、晴希さんと始さんや睦月さん達の事、お父さんとの関係やらいろいろ…。

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