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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第12章 ~明かされる正体と亀裂が入る友情~

「俺にとって水無月は、本当の弟のように可愛がっていたからな
あとは、アイツの人望と人徳だ」

睦月さんが最初に答える。

「俺と始も、翔太さんには随分と可愛がってもらったし、かなり世話になったからその恩返しかな」

「あの人がいて、今の俺達がいるようなもんだしさ」

次に、晴希さんと始さんが答えた。

「俺は、みんなから話を聞かされて感動して心を打たれて、協力する事にしたでヤンスよ」

「ヤンスさんが、ソングボーイズのイベントに居たのも、僕を護衛するためですか?」

「それもあるでヤンスけど、ソングボーイズのファンで大好きってのも本当でヤンスよ
だから、半々でヤンスよ」

「そうなんですか
あの時、僕が庇った有里君が僕の幼馴染ってのも、もちろん知ってたんですよね?」

僕達の事を気にかけてくれてたのなら、多分いろいろ調べてると思う。

「もちろんでヤンスよ」

やっぱり。

「郁君」

睦月さんが、僕の両肩に手を置く。

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