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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第12章 ~明かされる正体と亀裂が入る友情~

「きみの言うとおりだ、本当にゴメン!
郁君の身を守るとはいえ、少しでも利用したって気持ちがあったのは事実だ!」

「少しでも利用されてたのを知って、確かにショック受けました…。」

でも、それは僕の事を思ってみたいだし…。

「けど、僕の身の安全の心配への気持ちが強いのを知って、あまり気にしない事にしました…。」

「郁君、ありがとう…。」

「相手の思いやる優しい気持ち、やっぱり郁君は性格も翔太さん似だね」

「ホント、そうだな」

横で、晴希さんと始さんが僕を見て言った。

「あの、弟の隼の身が危なくなる事は…?」

「それなら心配はいらない」

睦月さんが口を開く。

「きみの弟の事は、念のために別の部下達に張り込ませている」

「そうですか…。」

少し安心した。

「あの、それともう1つだけ…。
お父さんとの約束とはいえ、何でココまでしてくれるんですか…?」

僕は、5人に聞いた。

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