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腐男子高校生と幼馴染のわんこ声優

第12章 ~明かされる正体と亀裂が入る友情~

「俺は、高山湖南(たかやまこなん)
よろしくね、郁君」

「南君、声が…。」

「2人の時とこのメンバーで居る時は、湖南で良いよ」

「湖南さん、声が…。」

改めて言い直す。

「この声が、俺の本来の声なんだよ
俺の家は代々と伝わる家で、親族みんなも変声の特異体質を持つ家計なんだ」

「そうなんですか?」

「あとは、変装と演技にも長けているんだよ」

名探偵コ○ンの、ベル○ットと怪盗キ○ドみたいだ…。

「湖南さんも、警察官なんですか?」

「そうだよ」

「あの、何で角川学園に…?」

湖南さんに、疑問を投げかける。

「それは、俺から説明するよ」

睦月さんが口を開く。

「先ず言っとくよ
ココに居るメンバー全員、水無月が起こしたあの時の事件を知っている」

「ッ!?」

「当時、俺、高山、水無月、米内、鳥海の5人でチームを組んでいた
俺達は、特に仲良しでプライベートでも良く飲みに行ったりもしていた」

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